詳細
GNSS(Global Navigation Satellite System)は地球の上空を周回している人工衛星を使って位置を測る技術です。携帯電話やカーナビが利用しているGPS衛星も、そうした人工衛星の一つです。こうした人工衛星は、米国のほかロシアや日本も打ち上げており、これらを活用して位置(緯度、経度、高さ)を求めます。
多数の人工衛星を使って位置を求めますので、例えば携帯電話一つでおおよその位置が分かるように、特別の機材がなくてもよいという利点がありますが、精密な受信機を複数用意すれば、より正確に位置を決めることができます。
また、GNSSを用いた測量は、比較的広範囲を対象とする場合にも利用されています。例えば、日本全国に1300箇所展開されているGNSSの受信機(電子基準点)は、国土の位置の骨格になっているとともに、地面の動きを精密に観測することにより地震の際の津波のシミュレーションに貢献するなど、さまざまな目的で利用されています。
No.1 GNSS測量 No.2 TS測量 No.3 UAVを利用した測量 No.4 MMS測量